| つづき… |
BARで飲んでる時なんか、自分で作った首飾りや指輪など(これがまた妙に個性的で笑えるシロモノが多いんだけど)を売りにくるヤツ(マンギアという)もたくさんいて、みんな何とか一日一日をつないでる。ま、信用できないヤツも多いが、こういう混沌とした中というのは、アーチストにとっては生活しやすい所なんでしょうね。ま、土地柄かまってくれる人もいっぱいいるし。オレはサルバドールでは実際そういう生活をしたわけでなく、一旅行者だったわけで、ソイツらの内面、生活の苦しみはわからないが。ところで、混沌と言ったけど、バイーア州(首都サルバドール)は黒人が約80%を占め、移民で成り立っている国ブラジルの中では、人種的にははっきりしてる方である。でもサンパウ口から来たオレにとって、黒人が多いせいか、同国内ながらかなりのカルチャー・ギャップを感じてた。来て一週間は慣れるのに大変だった。 |
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でも慣れるにつれ、そこでの生活で自分が活性化してくるような感じがしてた。オレにとって旅は非日常、異質なものとのふれあいだと思ってる。人はみな日常はそれぞれの環境の中で生活していて、ある人にとってはその中で動きのフットワークが鈍り、そこから抜け出せず、だんだん身動きのとれなくなってきてしまっている場合もあるだろう。その場合、直面する問題に真っ向対峙し、べストなチョイスを考える時、別な環境の中へ柔軟に入っていける能力というのは不可欠。日常でそれができれば旅なんてする必要はないんだけど。「別に国のためにやってるわけじゃないから」と、さりげなくいう中田。自国の代表より、所属するクラブチームのほうがモチベーションとして断然おもしろいってこと。つまり、多人種な、異質なもの同士でなりたってる組織、環境の中でプレーするってことですね。
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